悩む女性

トレーニングとか散歩とかをしてるとフォームや歩き方が気になってしまう。本当に正しいフォームってなんなんだろう。知りたい…。

こんにちは、ナオヤです。

「正しいフォーム」「いい姿勢」「いい歩き方」、どれも大事だと言われている。しかし、意識するのは大変だし、それがちゃんとできてるかもわからない。本当に正しいフォームってなんなんだろう。

今回はこちらの質問について考えていきます。

僕の結論は【正しいフォーム、いい歩き方、いい姿勢よりも最初に考えなければいけない大事なことがある】です。

解説していきます。

そもそも『正しいフォーム』って本当に必要なのか…。

よく言われる「正しいフォーム」「いい姿勢」「いい歩き方」は万人に共通するのか。

答えは N O です。

人それぞれ身体の構造や柔軟性、筋力が違うから。もっというと1人の人でも、年齢や身体の状態によっては、正しいフォームが正しくない場合があります。つまり、正しいフォームという「正解」はありません。

正しいフォームがなぜあるのか

【正しいフォーム = 基準】を作った方が都合がいいからです。

基準があった方が色々説明しやすいといったところ。そして、この正しいフォームという基準は、身体に何も問題がない状態というのを前提に定められています。

つまり、この正しいフォームやいい歩き方というのは、1番身体の状態がいい時期をベースに作られています。そして、これを基準にフォームや姿勢、歩き方の異常を見つけるのが実際の使い方です。正しいフォームなどは【ツール】にすぎないと理解することが大切です。

例えば、病院での ”健康診断の基準値” と同じです。理想的な状態の基準はあるけど、みんながその基準通りではない。でも、基準を知っていると、どこに問題があるかを把握しやすくなる。

“正しいフォーム” がある理由というのはそんなところです。

正しいフォームは万人に共通しない

今までの話から考えると【正しいフォーム】はいい身体の状態が前提になっています。おそらく、多くの人はいい身体の状態ではないはず。

ということは、正しいフォームというのを意識的にやるのは良くない、というか“できないというのが正しい ”ということになります。

実際に、正しいと言われているフォームを意識して、逆に身体が重くなったとか、どこか痛くなったという経験をした方も多いのではないでしょうか。

それは、自分の身体が正しいフォームをできる状態ではないにも関わらず無理してそのフォームをしようとしてしまった結果、身体に負荷がかかり、不具合が出てしまったという感じです。

正しいとは言われているものの、すべての人にいいとは限らないという認識が必要です。

正しいフォームよりも大切なこと

大切なのは正しいフォームではありません。正しいフォームになることができる身体の状態かが重要です。

身体がいい状態にあれば、自然とその時の状況に応じて最適なフォームになることが可能です。逆にいうと、いいフォームを取れないということは、身体がいい状態にないということになります。

いい身体の状態とは何か

いい身体の状態とは、フォームを意識しなくても、勝手に最適な動きができる状態のことです。そのために必要な要素は4つあります。

  • 十分な関節の柔らかさ
  • 負荷に耐えられる筋肉の強さ
  • 疲労に打ち勝つ心肺機能
  • 動きをコントロールする感覚の正確さ

この4点すべてがいい状態になっていることで、自然とその時に最適な動きを無意識に行うことが可能です。

いいフォームを意識する以前に、いい身体の状態になれるよう上記のの4点を整えていきましょう。

4つの要素を整える運動とは

詳しく解説するとキリがないので、こんな感じのものがいいかもというものを提案します。

  • ピラティス
  • けん玉
  • ヨガ
  • HIIT

こちらの4つは、僕も身体を整えるためにやっていたり、お勧めしたりしているものです。この4つを満遍なくやると身体をいい状態にキープすることができます。

  • 月:ピラティス
  • 火:HIIT
  • 水:ヨガ
  • 木:ピラティス
  • 金:HIIT
  • 土:ヨガ
  • 日:けん玉

みたいな感じです。参考にどうぞ。

正しいフォームよりいい身体づくりが最優先

正しいフォームとかいい姿勢とかに目がいきがちですが、それらは1人1人違います。1人を取ってみても歳や身体の状態によって変わります。

なので、正しいフォームを意識するのはあまり本質とはいえません。むしろ、身体に悪影響な場合もある。

それよりも、いい身体の状態にする事に目を向けた方が、あなたが抱えている身体の悩みは解決できるかもです。

遠回りに思えるかもしれないですが、そんなことはないので、ぜひ視点を変えて自分自身の身体と向き合ってみてください。